KAPPA(カッパ)のブランドロゴの由来を知って、軽く感動した


サッカーのアパレルの巨人といえば、ナイキ(アメリカ)、アディダス(ドイツ)、プーマ(ドイツ)といったところ。



イタリアもややマイナーだけど、歴史あるサッカーブランドがあって、ディアドラ、FILA、それとKAPPAあたりがそれ。日本人なら、KAPPAって聞くと真っ先に河童を思い浮かべると思うけど、イタリアではけっこうな歴史のある老舗ブランドなのだ。



Kappaは1950年代に生まれ、1967年から本格的なアパレルブランドとして展開を始めることになるんだが、その前身となる会社は1916年に設立されている。さらっと1916年って書いたけど、大正5年よ? 明治製菓やボーイング社が創業された年でもある。あと、第一次世界大戦の真っ最中だよ? 文学的にいうと、森鴎外が『高瀬舟』を出したのもこの年。つまり、KAPPAってそれくらい歴史ある会社ってことね。(※あくまでも、前身を含めての話だけど)



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くわしい歴史は公式サイトに書かれてあるんだけど、じつは初めて知ったことがいくつかあった。



Kappaはイタリア・トリノの街に生まれたスポーツブランド。カルチョの国にふさわしく、フットボールウェアを中心に展開し、アダムとイブをモチーフにしたロゴはイタリア代表チームをはじめローマ、ユベントス、ACミランにバルセロナやドルトムントといった名だたるビッグクラブの胸でその栄光を分かち合ってきた。現在ではイタリアの遊び心とエモーションを伝えるデザイン、機能性の高さを武器にランニングやゴルフ、マルチスポーツウェアとして幅広く展開している。


まず、最大のナゾだったロゴ。男女が背中合わせで座っている「M」の字のように見える構図でおなじみなんだけど、よーく見ると、男性と女性なの。(※左が男性、右が女性)



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なんで男女が背中合わせに座っているのだろう? そしてそれをブランドロゴにする意図ってなんだろう?」ってずっと不思議に思ってたのだ。同じように思っているサッカー選手も多いと思う。



調べてみたら、すんなり答えが見つかった



わかりやすくまとめるとこうだ。



  • イタリア人デザイナーのビターレ氏がデザインした
  • ギリシャ文字の「K」を「カッパ」と呼ぶ(古代シナイ文字が起源と言われている)
  • 「K」は、上に向けられた手のひらを表現したと言われている
  • まるで勝利を祝うような力強いポーズがスポーツの象徴として最適と判断
  • 「勝利」の意味を込めて「Kappa」と名付けられた
  • 背中合わせの男女は、人間の原点である「アダムとイブ」 を表している
  • 常に原点に立ち戻ってスポーツと人間を考える姿勢を表している


へえええぇぇぇぇぇぇぇぇ、なるほど。



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イタリア代表、ACミラン、ASローマ、サンプドリアなどなど、さまざまなチームウェアを作っている。

Kってカッパって発音するのか。Kappaをブランドネームにしたのだから、「K」のロゴをつくるかとおもいきや、人間の原点であるアダムとイブを並べて配置するなんて、カトリックの拠点(主権国家バチカン)のあるイタリアらしいなと思った次第だ。プチ感動である。



ちなみに古代シナイ文字とは、1904~05年にシナイ半島で発見された,前 16世紀頃のものと推定される碑文の文字ことだとか。エジプトの象形文字とセム族のアルファベットとの中間段階の形をしており,最古のアルファベットとのことだ。



あと、このロゴは「オミニ」と呼ばれるらしい。

このようにロゴ一つにも、先人たちの深い願いが込められているということである。

ということで、本国のKAPPA公式サイトのリンクも貼っておきますね。